まーくんと話してきた


ずーっと逃げてちゃ
だめだって思った



あたしは、まーくんが
大好きだったんだ



たくさん話した
くだらない話
付き合い始めの話
友達の話……


俺が間違えてたって
言われたときは
死ぬほどびっくりした


まーくんの友達が
あたしを否定せずに
いてくれたこと
まーくんがそれを
受け入れてくれたこと
すっごく嬉しかった



ただ、あたしの中では
答えが決まっていて
もうよりを戻す気持ちは
なかったんだ



まーくん泣くし、
今までの思い出
全部捨てろっつうし
全部忘れろっていうから



あたしは我慢できなくて
泣いてしまった



振る人間が泣くのは
おかしいかも
しれないけど
それだけ大切なひとだった



あたしはちゃらんぽらんだが
本当に幸せな人間である



まーくんとは
趣味も違うし
学生だし
がっつり系だけど
すんげー優しかった



今でも大好きだから
付き合ってほしいと
言われた(笑)



女々しくてごめんなって
まーくんが言う度に
そんなことないよと言った



帰りの車の中
あたしはずーっと
まーくんのこと考えてた



友達になれれば
よかったのにって





ほんとありがとね
あんなに酷いこと言ったのに

ごめんね
逃げてばっかで



さよならまーくん

[0回]